2008年1月15日火曜日

古い太陽風呂(太陽光温水器)

もったいない

太陽風呂の修理

10数年前近くの農家から要らなくなった太陽風呂をもらった。
このような受光パネルとタンクが一体になっているタイプは昔あちこちの屋根に乗っていたが、今はこれほど原始的なものは見られなくなった。

お古の太陽風呂の写真
20年以上使い込んで、しばらくの間屋根からはずされ雨ざらしになっていたもので、傷みが激しく我が家にきてからもしばらくはどうするか迷っていた。
だが、使えるようになったときのことを考えたら捨てられなくなり、分解し暇を見て少しずつ修理することに決めた。
大変だったのは、中に水が流れる受光部にピンホール百箇所以上見つかったこと、此処から水が沁み出し断熱材を水浸しにしていたことが判明ステンレスでも長い間にはこんなになってしまう。
幸いステンレスの半田付け用のスーパーフラックスの手持ちがあったので、ピンホール部分を布やすりで磨きスーパーフラックスの威力に助けられながら半田を盛り上げピンホールを退治した。肝心要のこれさえ終われば出来たも同然だが、まだまだ時間のかかる単純作業が続く。
グラスウール断熱材の乾燥と追加、ゴムのジョイントの裂け目を自転車のパンクハリの要領で貼り付け、外部の塗装、アングルで屋根に置く架台の作成、ガラス磨き、そして家中総動員して近所の人手も借り屋根に、今思うと危険な高所作業で誰も怪我せず無事終わってよかった。
その後、水を入れた時重さ300kg以上になって、うちのやわな屋根は大丈夫かなと思い当たり、天井裏に入り梁から屋根に突っ張り棒の補強材を打ち付けた。

使い勝手は今のものにかなわないが、昔の物は頑丈に出来ていて単純だ。
メンテナンスも簡単だし、夏の晴天の日の入浴は水で埋めないと入れないほど高性能古いからといってバカにできない。(今オーバーホールしたらまた20年ぐらいいけるかも、自分とどっちが長生きするだろうか?)
電気代がかからず、ガス代も安上がり、「毎月3000円づつ節約できたとして10年間では・・・」なぜか此処にゲンナマがないのが不思議だが、その代わりに二人の子供が無事成人した

配管の写真

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